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チョウトンボ三内でも生息

青森の五十嵐さん撮影




 やぶなべ会第3代の五十嵐正俊の活動記事が「東奥日報朝刊 (2000-8-5付)」に掲載されました。


新聞記事



 県レッドデータブックAランク(最重要希少野生生物)に評価されているチョウトンボが、青森市三内でも生息している様子が三日、ビデオカメラに収められた。県内ではこのほか、三沢市の仏沼湿地で、チョウトンボの生態が撮影されている。
 水辺を軽やかに舞うチョウトンボの撮影に成功したのは、青森市内に住む五十嵐正俊さん(67)。親交のある県トンボ研究会の奈良岡弘治会長の依頼を受け、同市三内の沖館川遊水地を訪れた五十嵐さんは、まもなくチョウのように羽ばたきながら飛び交う二匹のチョウトンボを確認。至近距離から濃い藍(あい)色に輝く姿を撮影した。
 昨年暮れから、ホームページを開設し、近くに生息する野生の昆虫や小動物などを紹介している五十嵐さんは、「今回の遊水地のようにコンクリートに囲まれた人工の水辺に、チョウトンボのような希少種が生息しているのは驚き。こうした環境を壊すことなく大切に守っていってほしい」と話していた。
 また、五十嵐さんが撮影した二日前に、同じ遊水地でチョウトンボを捕獲した千刈小学校四年の大平悠介君(10)は「最初は黒いチョウが飛んでいると思った。調べてみて、とても貴重なトンボだと知ってびっくり。標本にして、夏休みの自由研究として発表したい」と声を弾ませていた。


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