11.動物関係: 2006年5月アーカイブ

コサナエ

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「コサナエ」はサナエトンボの仲間では唯一池・沼の様な止水域に棲息しています。
ヤゴの形態は平べったい22-23mm程度の小さいヤゴです。羽化時期はトンボ類の中では最も早い方で、ソメイヨシノの葉桜の頃から池・沼の水際で尻尾の先が水に浸かる程の水際で羽化が行われます。羽化シ-ズン、池・沼の水際を注意深く観察すれば多分見つかるでしょう。サナエトンボ類は直立型の羽化様式ですので草本などに昇る必要はなく、ほとんど平らな場所でも羽化のための脱皮が可能です。成虫はワラビ採りのシ-ズンなど池や沼に近い場所でフキの葉などに止まっています。

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コサナエのヤゴ

執筆者: 03imgjw

ガマ合戦

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ガマ合戦
ガマ合戦というのはガマガエル(北日本の場合は「アズマヒキガエル」が産卵期に一斉に水辺を訪れ、少ない♀を巡って展開されるあぶれ♂達の様を表現したものです。ペアになった♂と♀は♂がガッチリ♀をホ-ルドしながら水辺に集まってくるようです。ところが相手を見つけられなかったあぶれ♂ 達は♀を奪い取ろうとしてペアの上に乗りかかります。乗りかかられた♂はそれをけ落とすのですが、落とされても落とされも執拗に襲いかかります。この祭り騒ぎはたった1日の現象らしく、「森の広場」では5月8日に見られた「ガマ合戦」の様子です。

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ナマズ

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「共生の郷」でナマズが捕獲されました。最近ほとんど見かけなくなった「ナマズ」ですが、青森市東部の「共生の郷」(国交省造成のメダカ用ビオト-プ)付近ではまだ棲息しています。多分、メダカ用魚道を遡上してきたのでしょう。メダカにとっては脅威のナマズですのでビオト-プ外退去処分となりました。

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環状バイパス東部にある「共生の郷」は国交省が道路建設の犠牲になるメダカ生息地の代償措置として造成したメダカ専用のビオト-プです。ところが 2006.05.17.の池の手入れ作業中に画像のようなナマズが捕獲されました。最近見られなくなったナマズですがビオト-プ付近にはまだ棲息しているようです。
ただし、メダカにとっては脅威の魚種なので池外退去処分となりました。多分、メダカ用魚道から産卵のため遡上してきたのでしょう。

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